【小説セックス】Gradual Improvement
私にはとても悩ましい小説家仲間が一人いる。
彼は文武両道で、他を圧倒する筋骨と肉塊がそれだけでもこちらを魅惑して止まないというのに、こともあろうか私の大好きな顔をしている。
私は彼を視界に捕らえるとつい彼を見詰め続けていたくなってしまう衝動が抑えられなくて困っている。
そんな彼がネタに行き詰まった小説家同士で一緒に執筆活動をしてみないか、と、私を家に呼んでくれた。
ネタに困っている私が彼の提案を断る理由など塵一つも無いのだが、だが、実際に彼の家を訪れてみたところでやはり困ったことになるのだ。
……ネタなんか思い浮かぶ訳が無いだろう。
大好きな彼を目の前にして、私の頭の中が彼のこと以外何も考えられなくなってしまうのは至って当然の成り行きだった。
せっつかれるような視線に困りながらも、こちらに向けられる大好きな顔の誘惑に耐えきれなくなった私は開き直って、今の私の中にある煩悩の全てをこのノートパソコンにぶち撒けることに決めたのだった。
約25K文字、A6文庫サイズPDFで90Pです。
(体験版では第一章13ページまでご覧になれます。レイアウトの確認等にご利用ください。)
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