【初夏】ナナツDrops
俺が住んでるアパート近くの少し大きな本屋、自分はなぜがここが好きだった。
多くの書籍や雑貨なども取り扱うこの本屋はあまり友達や趣味が少ない自分にとって最高の暇つぶしの場所だった。
特別用事があってくるわけでもない。でもふとした暇な時にここの店内をふらつくだけでもいい暇つぶしになった。
ふと、漫画コーナーに一人の少女の姿が目に入った。
よく考えてみるとあの子も俺と同じようにいつもこのお店に来ているような・・・。
その少女はいつも同じ棚の前で、同じ漫画を見つめては手に取り、そして買わずにまた棚に戻す。
「あの漫画が欲しいのかな・・・?」
少女がいつも気になっている漫画を俺も気になりその漫画を確認する。
「この漫画は・・・」
その漫画はいたってこんな若い少女が読まなそうなジャンルの漫画だった。しかし俺はこの漫画を知っていた。
「こんな子でもこんな漫画読みたいんだな・・・」
そう思っていた矢先、その少女が自ら俺に声をしかけて来たのだった。
「あの・・・その漫画・・・持ってますよね・・・?」
意外ないきなりの問いかけに戸惑う俺だったが、その一言がありえない方向へとお互いを導く・・・。
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